承認欲求お花畑

人間五年生です

さっちゃんは仕事を辞める事にした

「今辞めてどうすんだ?他に行っても通用しないぞ」

あーはいはいはいはい。わたしが鬱一歩手前になってなかなか業績をあげられなかった時に死ぬほど上司と役員から言われまくったワードである。

声を大にしていう。

 

んなわけあるかい!!!!!!!!!!!!!!!

 

そもそもまだ(ぎりぎり)第二新卒、リスタートが許される時代に、ここでくすぶったからと行って他社で通用しないかは誰にもわからないのである。転職を迷っている人、なんかよくわからない脅迫概念に囚われている人に言えることはただ一つ。

その職場が辛いなら今のうちにさっさと他に行け!!これが私の出した結論である。

だから私は年内で会社を辞める事にした。お世話になったクライアントに今期もう一度結果を出し、ボーナスを待たずにそっと辞表を提出する予定だ。

 

中途半端に意識高いベンチャーにいるおかげで、「退職するならクライアントに引き抜かれろ」や「ここで成し遂げられない奴は何をしてもダメ」「環境のせいにするな」という暗黙の了解のような呪詛が若手を雁字搦めにし、「退職は逃げる事、わるいことなのか」と自分自身を追い込まざるを得ない状況に何度も直面した。

仰ることはごもっともなのである。環境のせいにする奴は一生伸びない。わかるわかるよ君の気持ち。

クライアントに引き抜かれろ。確かにその通りなのだ。人材ビジネスはクライアントに引き抜かれてなんぼ。わかりみが深い。なんて含蓄に富んだお言葉なんだ。。わかるわかるわk…わかるかい!!!わたしの人生の貴重な若い時間を意識高い言葉で取り繕ってコスパよく使おうとすんなヴォケ!!!

 

3年目目前にして漸く目が覚めたのである。

転職に際して、将来の自分への備忘録として今思っていることをのこしておく。

 

人間が幸せに生きていくためには5つの欲求が存在すると言われている。

1つ目が生存欲求。2つ目が自由の欲求。3つ目が愛・所属の欲求。4つ目が力の欲求。5つ目が楽しみの欲求。この中で自分が一番欲しい欲求は人それぞれだと思うが、今の環境にその求めるものがないとするなら、若手陣はどんどん環境を変えるべきなのである。待っていても環境は変化しない(してもスピードが遅い)ので、自分から開拓することは急務なのだ。自分の認識を変えることによって、現状の環境をプラスに認識することもよし、転職することもよし、それを「逃げ」だとか「諦め」とかいう意見は正直少なくないと思うがそんなん知らん!!!勘違いしてほしくないのは、自分の人生は自分しか責任を取れないのである。

横槍を刺してくる奴らに限って、もしわたしが不幸になってしまっても責任なんて取ってくれないのである。

 

嫌なことから逃げるな、向き合えというお言葉は何度も頂戴したものの、よくよく考えると今までの人生、バイトはバックれまくってきたし、大学はサボりまくってきたし、嫌なことからは逃げまくってきた。お陰で責任を取らされる場面も多かったけど、私の生活は比較的幸せだった。

そう考えると、嫌なことと向き合わなくても、人は幸せになれるし、成長もするのだ。要は、やばくなった時に自分で責任がとれるかどうか。そこだけ忘れなければ、周囲に振り回される必要はないのである。

 

嫌なことはまるごと他責にしてしまえ。そして自分自身に責任の所在を置けるようにするにはどうしたらいいのかを考えて欲しい。環境のせいでうまくいかないなら環境を変えろ。業務が向いてないなら、なんだったら自分はやり切れるかを考え抜け。そして選択した結果にのみ、自分自身で責任を取れるようになればいいと思う。 

「今辞めても大丈夫かな」という不安がある場合には、大抵それは会社のマネジメントによる洗脳だと思って構わないと思う。人はみんな限りなく才能があるし、向き不向きがあれど、やろうと思えばなんだって楽しくこなせる才能は等しくあるのだ。自分が今辞めても会社はそれほど困らないし、会社を辞めても行くとこなんて沢山あるし、新天地で花開くことだって絶対にある。